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武田久吉メモリアルホール 

尾瀬を愛した、自然保護運動の偉人

明治38年、小島烏水らと日本山岳会を設立された武田先生は、小中学校時代から植物と登山に興味をもたれていました。植物研究を主な目的として大小の山岳を訪れ、その登山歴は70年にわたります。先生が尾瀬をはじめて発表したのは、日本山岳会の創刊号。尾瀬の模様を紀行文として掲載し、尾瀬は一躍登山界に知られることになりました。 また、大正11年頃の尾瀬貯水化計画には反対の第一声を。さらに、昭和23年の尾瀬ヶ原巨大ダム計画にも、反対の調査報告書を提出するなど、尾瀬の自然保護に対する思いは深いものでした。このメモリアルホールは、今は亡き氏の遺志を継ぎ、尾瀬の自然を守るために建設されました。
 
武田久吉氏プロフィール (1883-1972) 明治16年(1883)東京に生まれる。 小中学校時代から植物と登山に興味を持ち、植物研究を主な目的として大小の山岳を訪れ、登山歴70余年にわたる。 明治38年(1905)小島烏水らと日本山岳会を設立。 京大・九大・北大の講師歴任。昭和35年(1960)紫綬褒章受賞。昭和39年(1964)勲四等旭日小綬章拝受。

住所福島県南会津郡檜枝岐村左通 ミニ尾瀬公園
TEL0241-75-2065
期間開館期間: 5月〜11月 
入場料無料