時を超えて受け継がれし歴史が息づく伝統芸能。

迫真の演技にいにしえの芸術を垣間見る。
先祖代々子々受け継がれる檜枝岐歌舞伎の歴史。

檜枝岐歌舞伎は江戸の時代より親から子、子から孫へと伝承されて連綿と続き、春の祭りに奉納歌舞伎として檜枝岐の村人を楽しませてきました。
現在残っている資料の中に浄瑠璃本が残っていることから、270年以上の歴史を持っていると言われ、上演される舞台は鎮守神の境内に有り、国の重要有形民俗文化財に指定されております。観客席は露天で、神社への坂がそのまま自然の観覧席になっており、夕方より上演されます。夕闇が深まる中での鑑賞は、その昔上演された雰囲気を十分に伝えてくれます。 役者の方々は全て村の住民で、自分の仕事を持っておられる中、寸暇を割いて練習されております。その演技については素人離れしたものがあると評価をいただいております。

座の名称は「千葉之家花駒座」。
座長は現在11代目 星昭仁氏、座員は裏方さんも含め30名ほどです。
近年は現代まで引き継がれている貴重な農民芸能として脚光を集め、上演の際には多くの観衆が訪れます。 また檜枝岐歌舞伎は平成11年3月31日に福島県の重要無形民俗文化財に指定されております。

歌舞伎伝承館「千葉之家」

檜枝岐歌舞伎伝承館「千葉之家」は、村民や観光客に檜枝岐歌舞伎への理解を深めてもらうとともに、貴重な資料などを残すため平成24年9月に建設されました。

「千葉之家」という名は、これまで檜枝岐歌舞伎を保存継承してきた団体「千葉之家花駒座」から命名しました。

建物は木造2階建てになっており、1階が展示・交流スペース。展示品は、檜枝岐歌舞伎の演目解説パネルや歌舞伎の衣装、代々受け継がれてきた小道具の扇や刀、三味線などが展示され、天井には昭和28年から使われていた舞台の幕が飾られています。

住所 福島県南会津郡檜枝岐村字居平664
TEL 0241-75-2342〈檜枝岐村教育委員会〉
営業期間 5月上旬から11月上旬
営業時間 平  日 9:00〜16:00
休日祝日 8:00〜17:00
入館料 無料
案内人 平日は基本的に無人となりますが、土日祝日および舞台での歌舞伎上演日には管理人が常駐いたします。

檜枝岐の舞台
(国指定重要有形民俗文化財:昭和51年8月23日指定)

檜枝岐の歌舞伎は元来鎮守神の祭礼に歌舞伎を奉納するという形で上演され、村民もこれを楽しむというものでありました。したがって建物は神社に向かって建てられ、拝殿のような形態をとっています。

明治26年の大火で消失し、明治30年頃に再建されたのが現在の舞台です。全村火災という大災害に遭い、当時の貧しい暮らしの中で、村民が総力をあげて作ったと思われます。

平成16年3月に国立劇場公演を行なった際には、劇場側で檜枝岐の舞台そっくりの舞台装置を作り、そこで上演されました。

住所 福島県南会津郡檜枝岐村居平679
TEL 0241-75-2342〈檜枝岐村教育委員会〉

歌舞伎化粧体験

歌舞伎の化粧をして、檜枝岐の舞台での写真撮影はいかがですか。2名様以上で3日前までにご予約ください。
また、化粧体験の記念に「おしぐま」のてぬぐい(1枚500円)も作れます。






時間 1時間程度
料金 お一人様2,500円
お問い合わせ 0241-72-8410(株式会社ひのえまたツーリズム)

檜枝岐歌舞伎にお越しの皆様へ

檜枝岐歌舞伎は屋外で行います。雨天の場合も激しい雨以外はそのまま上演致します。席は先着順でご自由にお座りください。定員はありませんが1,200名入れば一杯となります。入場は開演時刻の1時間前となっており、開場前の席の確保はできません。(マスコミカメラ席は確保させていただきます。)写真撮影は他の御客様の迷惑にならないようご協力お願いいたします。また、フラッシュ撮影はご遠慮願います。 ※演目は変更する場合がございます。