観光

板倉群

檜枝岐村は壁土がないため、昔から住家も倉も木造だった。そのため大切な物を納めた倉を火事から守るため住家から離れた所に建てた。

最も古いものは「井籠造り」で柱を使わず厚い板を蒸籠のように組み屋根は下葺板、樺の皮、割板を重ねて葺く。次が「落とし板倉」で柱に横板を落として重ねた上に桁をかけ、下葺きの上に楢の割板を重ねて葺く。「貫板倉」は軸組構造として貫が使用されており、縦方向に板を打ち付ける。

以上のような三工法があった。ここの板倉は村内の集落から移築したものである。

(昭和30年代)
住所 福島県南会津郡檜枝岐村上河原
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